こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。
転職を繰り返し現在4社経験している、10年目エンジニアです。
この記事では、 Rubyで小数点以下を切り捨て丸めることができるfloorメソッドについて
- floorメソッドとは
- floorメソッドを使ったサンプルプログラム
と、丁寧に解説していきます。
前提条件
この記事で使っているRubyのバージョンは、2.6.6です。
Rubyのインストールは、下の記事をご参考ください。
floorメソッドとは
floorメソッドとは、レシーバーの数値の小数点を丸めた整数値を返すメソッドです。
レシーバーについては、下の記事をご参考ください。
小数点以下を丸める方法は、小数点以下を切り捨て、より小さいほうに丸める、という方法です。
たとえば、3.5という少数に対してfloorメソッドを使った場合、3が返ってきます。
floorメソッドは使い方が
- パターン1:引数を指定しない場合
- パターン2:引数を指定する場合
の合計2パターンあります。
それぞれ解説します。
パターン1:引数を指定しない場合
引数を指定しない場合は、下記のように使います。
上記の例だと、resultには4が返されます。
パターン2:引数を指定する場合
引数を指定すると、何桁以下を切り捨てるのか、を指定することができるようになります。
引数を指定する場合、下記のように使います。
上記の例だと、resultには100.04が返されます。
引数には、整数だけでなく負の整数も指定することができます。
その場合、一や十の位を指定して丸めることができます。
たとえば、248.045という少数に対して引数に-1を与えてfloorメソッドを使った場合、240が返ってきます。
では、次の章で実際に使ってみます。
floorメソッドを解説するプログラムの概要
floorメソッドを解説するプログラムでは、正の少数と負の少数を用意し、
- パターン1:引数を指定しない場合
- パターン2:引数を指定する場合
それぞれで、floorメソッドを使い、結果を表示させます。
パターン2:引数を指定する場合は、
- 与える引数が正の整数
- 与える引数が負の整数
というケースで、floorメソッドを使い、結果を表示させます。
Rubyサンプルプログラム
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# floorメソッドサンプル pattern1_plus = 3.58 pattern1_minus = -2.1 pattern2_plus = 589.16982 pattern2_minus = -16.14 puts "■パターン1:引数を指定しない場合" puts "少数:#{pattern1_plus}" puts "小数点以下丸める:#{pattern1_plus.floor}" puts puts "負の少数:#{pattern1_minus}" puts "小数点以下丸める:#{pattern1_minus.floor}" puts puts "■パターン2:引数を指定する場合" puts "少数:#{pattern2_plus}" puts "小数点以下3桁で丸める:#{pattern2_plus.floor(3)}" puts "10の位で丸める:#{pattern2_plus.floor(-2)}" puts puts "負の少数:#{pattern2_minus}" puts "小数点以下4桁で丸める:#{pattern2_minus.floor(4)}" puts "1の位で丸める:#{pattern2_minus.floor(-1)}" |
実行結果
Rubyプログラムを実行するやり方は、以下の記事をご参考ください。
■パターン1:引数を指定しない場合
少数:3.58
小数点以下丸める:3負の少数:-2.1
小数点以下丸める:-3■パターン2:引数を指定する場合
少数:589.16982
小数点以下3桁で丸める:589.169
10の位で丸める:500負の少数:-16.14
小数点以下4桁で丸める:-16.14
1の位で丸める:-20
指定した桁の位置で、丸められていることが確認できました!
まとめ:floorメソッドを使ってみよう!
以上がfloorメソッドについての解説でした!
floorメソッドは、指定した桁で切り捨て小さいほうに丸めたいときに便利メソッドなので、ぜひ使ってみてください!
あなたのご参考になったのなら、とても嬉しいです(*´▽`*)
ではでは~(・ω・)ノシ
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