【PHP】三項演算子を解説します

こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。
転職を繰り返し現在5社経験している、12年目エンジニアです。

この記事では、 PHPの三項演算子について

三項演算子とは
三項演算子を使うと便利なケース
三項演算子を使ったサンプルプログラム

と、丁寧に解説していきます。

前提条件：実行環境について
三項演算子とは
三項演算子を使うと便利なケース
三項演算子を解説するプログラムの概要
PHPサンプルプログラム
実行結果
まとめ：三項演算子を使ってみよう！

前提条件：実行環境について

実行環境は以下の通りです。

OS	Windows11
PHPのバージョン	8.2.4
XAMPPのバージョン	8.2.4

PHPを動かすためにXAMPPを使っています。
XAMPPのインストールは、下の記事をご参考ください。

【XAMPP】インストールするやり方を解説します（Windows11向け）

三項演算子とは

三項演算子とは、if文のように条件で分岐することができる演算子のことです。
三項演算子の使い方サンプルは以下になります。

【条件式】 ? 【trueの場合】 : 【falseの場合】

1	【条件式】 ? 【trueの場合】 : 【falseの場合】

上記のサンプルをif文で書くと、以下になります。

if (【条件式】) {
	【trueの場合】
} else {
	【falseの場合】
}

if (【条件式】) {

【trueの場合】

} else {

【falseの場合】

}

三項演算子とif文は、同じ内容を書いています。
が、三項演算子を使うとこのようにスマートに書くことができるケースがあります。

三項演算子を使うと便利なケース

三項演算子を使うと便利なケースは、シンプルな条件に応じて値を設定するときです。

シンプルな条件のif文のサンプルは以下です。

$hoge = 'ほげ';
$result = null;
if ($hoge == 'ほげ') {
	$result = '正解';
} else {
	$result = '不正解';
}

$hoge = 'ほげ';

$result = null;

if ($hoge == 'ほげ') {

$result = '正解';

} else {

$result = '不正解';

}

上記を三項演算子で書くと、下記になります。

$hoge = 'ほげ';
$result = $hoge == 'ほげ' ? '正解' : '不正解';

1 2	$hoge = 'ほげ'; $result = $hoge == 'ほげ' ? '正解' : '不正解';

このようにシンプルな条件分岐で値を設定する場合は、簡潔に書くことができる三項演算子を使うことをおすすめします。

逆に

判定する条件が複雑
条件分岐後の処理が複雑
判定する条件が複数ある

というケースは、if文を使うことをおすすめします。

では、次の章で実際に使ってみます。

三項演算子を解説するプログラムの概要

三項演算子を解説するプログラムでは、三項演算子を使って

trueの場合
falseの場合

の2パターンで条件を判定し結果を表示させます。

phpプログラムは

C:\xampp\htdocs

配下に、【sample.php】というファイル名で格納しています。
PHPのis_bool関数を解説

PHPサンプルプログラム

<?php
	print('■三項演算子サンプル<br >');

	print('・trueの場合<br >');
	$number1 = 4;
	$result1 = $number1 % 2 == 0 ? '偶数' : '奇数';
	if ($number1 % 2 == 0) {
		$result1 = '偶数';
	} else {
		$result1 = '奇数';
	}

	print($number1.'は'.$result1.'<br />');
	print('<br />');

	print('・falseの場合<br >');
	$number2 = 7;
	$result2 = $number2 % 2 == 0 ? '偶数' : '奇数';
	print($number2.'は'.$result2.'<br />');
?>

<?php

print('■三項演算子サンプル ');

print('・trueの場合 ');

$number1 = 4;

$result1 = $number1 % 2 == 0 ? '偶数' : '奇数';

if ($number1 % 2 == 0) {

$result1 = '偶数';

} else {

$result1 = '奇数';

}

print($number1.'は'.$result1.' ');

print(' ');

print('・falseの場合 ');

$number2 = 7;

$result2 = $number2 % 2 == 0 ? '偶数' : '奇数';

print($number2.'は'.$result2.' ');

プログラム内で使っている%算術演算子は、剰余を計算することができる演算子です。
詳しくは、こちらの記事をご参考ください。

【PHP】剰余を計算することができる%算術演算子（パーセント）について解説します

実行結果

XAMPPを起動して、【http://localhost/sample.php】のURLにアクセスします。

XAMPPでPHPの動かし方については、こちらの記事をご参考ください。

XAMPPでApacheの動かし方を解説します（Windows11向け）

PHPの三項演算子を解説
三項演算子で条件判定ができていることが確認できました！

まとめ：三項演算子を使ってみよう！

以上が三項演算子についての解説でした！

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