こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。
転職を繰り返し現在4社経験している、10年目エンジニアです。
この記事では、試験ではマネジメント系の問題でよく出題され、そしてマネージャーを目指すなら知っておくべきSLAについて
- 基本情報
- 応用情報
に合格した私が、多くの画像を使って丁寧に解説します。
また、情報処理技術者試験で実際に出題された問題もまとめました。
SLAとは
SLAとは、サービスを提供する側が受ける側に対して、どの程度の品質でサービスを提供するのかという契約や同意書です。
SLAの正式名称は、Service Level Agreementと言います。
このSLAには
- 何をサービスするのか
- サービスの品質を保証する水準
- サービスの品質が保証できなかった場合、どう対応するのか
というようなことを数値を使って明確に記載されています。
SLAはサービスを受ける側にもそして提供する側にもメリットがあります。
それは、サービスに求めるものと提供するものの認識のずれによるトラブルが起きにくい、という点です。
最初にこういうサービスを提供します、と確認して契約するのでお互いの認識が一致している状態で契約します。
その結果、
こうしてくれる、と思ってた!話が違う!!
というようなトラブルを防ぐことができる、というわけです。
SLAの具体例
SLAについて具体例を使って解説します。
Aさんというフリーエンジニアがいました。
AさんはこのようなSLAを作りました。
- 1カ月の単価は100万円
- 出来るプログラム言語はRubyのみ
- 週に5日8時間働きます
- 基本、詳細設計はやりません
- 腕に自信があるので、1日に開発したプログラムの中に2つ以上バグがあった場合、その月のお金は半額でOKです
このSLAに同意しなければ、Aさんとは契約することができません。
たとえば
ある会社がAさんに詳細設計もやってほしいから単価を倍にすると契約しようとしても、SLAを理由にAさんは断ることができます。
また逆に
Aさんが会社にアピールしても、会社側がSLAを確認して条件に見合わなかったら断ることができます。
あるとき、Aさんが株式会社ABCとSLAに合意して契約した、とします。
1月はAさんは、全くバグを発生させなかったので株式会社ABCから満額の100万円を単価としてもらいました。
しかし、2月はAさんは1日に開発したプログラムの中にバグが3つあった日がありました。
なので、2月の単価は半額の50万円でした。
仕方ないですね、そういうSLAのもと契約してるので。
以上がSLAで具体例を使っての解説でした!
情報処理技術者試験で実際に出題されたSLA問題のまとめ
SLAについて解説しました。
この章では情報処理試験で、実際に出題された問題を試験ごとにまとめます。
ITパスポート
基本情報
応用情報
情報セキュリティマネジメント
まとめ:SLAは、どの程度の品質でサービスを提供するのかという契約や同意書
以上がSLAの解説です。
あなたの勉強に少しでもお役に立てれば幸いです。
ではでは~(・ω・)ノシ
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