【AWS】アベイラビリティゾーンについて解説します

AWS

こんにちは。たいら(@tairaengineer2)です。
転職を繰り返し現在4社経験している、10年目エンジニアです。

この記事では、 AWSでよく出てくる単語の1つであるアベイラビリティゾーンについて丁寧に解説していきます。

アベイラビリティゾーン(AZ)とは

アベイラビリティゾーン(Availability Zone)は、1つ以上のデータセンターで構成されている場所です。
その場所がどこなのか?は、公式では発表されていません。
アベイラビリティゾーンはAZと略称で書かれることが多いです。

アベイラビリティゾーンは、リージョンを構成する要素です。
イメージ図は↓です。

同じリージョンに属していても、アベイラビリティゾーンはそれぞれ地理的に離れていて、かつ、リージョンの中には必ず2つ以上のアベイラビリティゾーンがあります。
アベイラビリティゾーンの間に、広帯域幅で低レイテンシーで高スループット、高度な冗長ネットワークで接続されています。

1つのアベイラビリティゾーンでシステムを構成することもできますが、複数のアベイラビリティゾーンを使ってシステムを構成することもできます。
複数のアベイラビリティゾーンを使ってシステムを構成するやり方をマルチアベイラビリティゾーンと言います。
次章で解説します。

マルチアベイラビリティゾーン(マルチAZ)とは

先ほども書きましたが、マルチアベイラビリティゾーンとは、複数のアベイラビリティゾーンをまたいでシステムを構成するやり方です。

マルチアベイラビリティゾーンを使うメリットは、何と言ってもシステムの

  • 耐障害性
  • 可用性

が格段に上がることです。
可用性を具体的な数字でシングルアベイラビリティゾーンとマルチアベイラビリティゾーンの場合で比較します。

アベイラビリティゾーンの構成 稼働率 計算上1年間でシステムの稼働が
停止する時間
シングルアベイラビリティゾーン 90% 876時間
マルチアベイラビリティゾーン 99.99% 52分

このようにマルチアベイラビリティゾーンは、圧倒的な稼働率の高さです

耐障害性ではアベイラビリティゾーンを複数使っているので、ある1つのアベイラビリティゾーンが使用不可能な状態になっても、ほかのアベイラビリティゾーンは使うことができるので、システムを稼働させ続けることができます。
さらに、バックアップはアベイラビリティゾーンをまたいで行うことができるため耐障害性も高めることができる、というわけです。

何があっても、システムを停止させることはできない!

というシステムは、マルチアベイラビリティゾーンの構成を使ってみるのが良いと思います。

デメリットは、料金です。
アベイラビリティゾーンを複数使うため、その分お金もかかる、というわけです(;’∀’)
マルチアベイラビリティゾーンを使いたいと考えたときは、お財布事情と相談しましょう。

まとめ:アベイラビリティゾーンは、1つ以上のデータセンター

以上がアベイラビリティゾーン、そしてマルチアベイラビリティゾーンの解説でした!

あなたのご参考になったのなら、とても嬉しいです(*´▽`*)
ではでは~(・ω・)ノシ

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